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塩櫓(しおやぐら)
西の丸を出て、15分くらい歩いた所に歴代城主の紋瓦の「紋」の碑がありました。
城内の屋根の鬼瓦や軒丸瓦には、築城した城主や修理をした城主の家紋を彫った瓦が使ってあるそうです。
美しい弧を描いている建物、「塩櫓」です。
天守閣の北側にあり、中には井戸もあり塩や米を貯蔵していた倉庫だったようです。当時、大量の塩を蓄えていたので壁に塩分が染みて、今でもなお何度壁を塗りなおしても塩が染み出て来るそうです。
このカーブは美しいだけでなく、本丸と天守の背面を守る為の防御壁でもありました。戦いのための工夫がここでも見られます。
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天守閣
いよいよ(やっと)天守閣です!
城内へは地下から入ることになります。
地下には、籠城(城の中にたてこもって敵を防ぐ)のための大きな流し台などがありました。食料庫や厠(トイレ)などもあるそうです。頑丈な大きな鉄の扉もあり、当時の戦いに備えての造りに圧倒されます。
戦いの為の城というだけではなく、優美さも兼ね備えています。
各階には「釘隠」があり、長押[なげし](柱と柱の間を繋ぐ材)に取り付けられています。この釘隠は、「六葉釘隠」です。
「武具掛け」といわれる銃や槍などを常備する為の突起が壁から出ています。
1、2階に火縄銃と弾薬袋、槍などのレプリカが飾られていました。巨大な倉庫のようにもなっていたのですね。
姫路城の大黒柱は「西大柱」「東大柱」があり、なんと24.6mもある一本のもみの木だそうです。
ただ、西の大柱に関しては現在は3階で接ぎ木されています。
各階に歴代城主の資料や紋瓦、千姫ゆかりのものなどが展示されています。階を登るごとに階段も急になり、幅も狭く屋根も低くなってきます。最上階への階段は「頭上注意」との注意書きが!
最上階です!!!!足が、かなりがくがくしてます。。。
すごい人・人・人!でした。階をあがるごとに人は増えていってましたが、ココが一番多いです。身動きが取れないくらい(汗
「刑部大明神(おさかべ)」は色々な伝説があり、興味深いです。
もともとは姫山にあった地主神様でしたが、現在は天守閣に祀られています。
剣豪・宮本武蔵が天守閣にいた妖怪を退治した時に明神様が出てこられて、剣を褒美にしたとか・・・
入城してから約1時間20分。日が段々陰ってきてます。
最上階からの姫路市街の眺望は最高です!
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姫路城
アクセス |
(電車)JR姫路駅より徒歩15分 |
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(車)山陽姫路西ICより姫路市外へ。約20分 |
料金 |
600円 |
時間 |
9時〜16時(6〜8月は17時まで) |
駐車場 |
大手門・姫山・城の北にある |
JR姫路駅では、土・日・祝日のみ駅前を基点に姫路城を一周するループバスが発着します。
運賃は100円とお手軽で一日25便もあります。ぜひご利用されてみてはいかがですか?
城下町を散策するなら無料のレンタサイクルも貸し出されています。
返却は18時までなのでゆっくりと姫路の町を回る事ができますね。
JR姫路駅構内にある観光案内所で受付してください。
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