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奥出雲〜神話編

 島根県奥出雲町(旧横田町)は、豊かな山間と清らかな水の町です。古事記などに登場する舞台でもあり、日本神話と係わり合いの深い町でもあります。
おろちループ奥出雲町にある”おろちループ”
 全長2,360メートル、標高差167メートル、区間4キロメートルの二重にとぐろを巻く”ヤマタノオロチ”をイメージして作られた、日本最大規模の二重ループの道路です。平成4年4月に開通しました。
中国山地を貫く国道314号線にあるこの路は、赤い橋と3つのトンネル、完全なる二重ループがあり、ところどころに大蛇(おろち)の目や、風や火などといった、”ヤマタノオロチ伝説”を髣髴とさせるデザインも施されています。
 ”ヤマタノオロチ伝説”とは、古事記に書かれている神話の一つで、出雲に流れ着いた日の神アマテラスの弟スサノオが、8つの谷を越えるほどの大きな大蛇(ヤマタノオロチ)を退治するという武勇伝です。
 おろちループを一望できる展望台もあり、写真に収めきれないほどの大きなおろちループの全体を眺める事ができます。

中国自動車道
庄原ICから国道183号線(米子方面) → 国道314号線(木次方面)へ約39キロメートル
中国自動車道
東城ICから国道314号線(出雲方面)へ約35キロメートル

道の駅・奥出雲おろちループ
道の駅・奥出雲おろちループ 平成6年8月に道の駅として登録された「奥出雲おろちループ」には、沢山の地域特産品が販売されています。奥出雲の名産品やちょっと休憩される方にはぜひ、立ち寄られる事をおすすめします。
 休憩所や軽食などをいただける場所もあり、地域の憩いの場としても活躍しているようです。
所在地 島根県仁多郡奥出雲町八川2500-294
TEL 0854−52−2640
営業時間 9:00〜17:00
駐車場 87台
JR出雲坂根駅JR出雲坂根駅

 全国でも数箇所しかない3段式スイッチバックと延命水で有名な出雲坂根駅。
 出雲坂根駅から遠くにおろちループが山と山の間に見えます。とても高い位置から来たのだな。。と思いました。
JR出雲坂根駅・延命水JR出雲坂根駅・延命水

 JR出雲坂根駅構内には奥出雲の銘水「延命水」が湧き出ており、水を求める人で賑わっています。
 その昔、寿命が100年の古狸がこの湧水を飲んでいたとの言い伝えから、「長寿の霊水」として親しまれてきたのだそうです。また、たたら製鉄でも有名な旧横田町ですが、当時、たたら製鉄を岡山・広島方面に運ぶ途中にここに足を止め、湧水でのどをうるおしたと言われています。
 
延命水を汲む人たち
延命水を汲みに来た多くの人たち



 駅構内にも飲用場所はありますが、駅から道路を挟んで少し下った所に、汲み場があります。
 この日も5、6台の車が停まっていて、ペットボトルや容器を持ってきて湧水を汲んでいました。皆さん、慣れていらっしゃる様子で、観光客だけでなく地域の方にとっても大切な水源なのだと思いました。
延命水と管理人
 夏は冷たく冬は温かい水、本当に体内にスーッとなじむ気持ちの良い水でした。
JR出雲坂根駅・3段式スイッチバック
3段式スイッチバック方式
 急勾配の地形のため、3段式スイッチバックのある駅としても有名です。全国でも3箇所しかない3段式スイッチバックは、1度では上りきれない勾配をジグザグに2度折り返すことにより、ゆるやかに登る為のものです。
3段スイッチバック・出雲坂根駅へ入ってくる電車
写真は上の図とは逆になりますが・・・
3段スイッチバック・出雲坂根駅へ入ってくる電車
三井野原から降りてきた電車が●地点(上図参照)で一度折り返し、出雲坂根駅へ入ってくるところです。
3段スイッチバック・出雲坂根駅で停車している電車
しばらく、出雲坂根駅で停車します。停車している間に、乗客は駅の延命水を飲んだりしていました。
3段スイッチバック・出雲坂根駅から八川方向に向かう
八川に向けて出発です。
出雲坂根駅で折り返しした電車はワンマンですので、駅員さんは車両を今度は八川方向を前方にして移動しています。
3段スイッチバック・出雲坂根駅から八川方向に向かう
1、2枚目の写真と比べると判りますが、手前の線路を使っています。この先は八川へ向かうだけですね。
奥出雲たたらと刀剣館奥出雲たららと刀剣館
 旧横田町から丘をのぼっていくと、斬新なデザインのヤマタノオロチが建っています(写真左側)。「奥出雲たたらと刀剣館」です。旧横田町は日本古来からの”たたら製鉄”でも有名な町で、現在でも砂鉄から和鉄を生産している唯一の町です。
 年に数回ですが、現在でも操業されている「日刀保たたら」についての展示や刃物に最も適する鋼である「玉鋼」の解説など、「たたら製鉄」について学ぶ事ができます。
また、刀剣館では第二日曜日と第四土曜日には、横田町在住の刀匠、小林一門による作刀鍛錬の実演を見ることもできます。刀剣鍛錬の鍛冶場

 江戸時代中ごろから製鉄は盛んになったようです。また、この地方では良質の「真砂砂鉄」がとれ、木炭用の原木を多く確保できた事によって、さらに技術の改良を重ね、質・生産量共に日本一になったのでした。

たたら炉の平面図 ”たたら製鉄”とは日本古来の製鉄法で、粘土で築いた大きな炉に砂鉄と木炭を入れ、風を送ることによって木炭を燃焼させて砂鉄を溶かします。そうすることで、素晴らしく純度の高い鉄類を生産することができ、日本刀などの原料になるのです。

 写真はたたら炉とその地下構造の平面図です。炉の下は写真のように精巧な地下構造になっており、高温を維持するため、また湿気を防ぐ為の工夫が数多く施されています。地下構造は3メートルから5メートルまで掘り下げて構築されるそうです。

所在地 〒699-1832
島根県仁多郡奥出雲町横田1380-1
TEL (0854)52−2770
開館時間 10:00〜17:00
休館日 月曜日(祝・祭日の場合は翌日)
12月28日〜1月4日
刀剣鍛錬実施(実演)日 第二日曜日・第四土曜日
入場料(通常日) 大人:510円 小・中学生:250円
入場料(刀剣鍛錬実施日) 大人:1,220円 小・中学生:610円
絲原記念館・庭園絲原記念館・庭園
 山林・水田地主のかたわら、製鉄業を営んだ奥出雲を代表するたたら製鉄師絲原家より寄付を受けた資料館です。絲原家は松江藩の鉄師頭取(たたら製鉄師)として栄えました。
 資料館は奥出雲の山間、とても静かな木立の中に建っています。
 資料館に隣接して、絲原家の広大な敷地には美しい庭園と大きなお屋敷も一部公開されており、素晴らしく整備されて美しい状態を保たれていました。
所在地 〒699−1812
島根県仁多郡奥出雲町雨川
TEL 0854−52−0151
開館時間 9:00〜16:30
休館日 展示替日(3・6・9月下旬に各2日)